歯を失った時の治療法について インプラント

歯を失った場合の選択肢の一つとしてインプラントを検討される方もいるでしょう。

インプラントはその昔(約20年前くらいに)ある心ない歯科医師の方が脱落した他の人のインプラントをまた別の方に入れるなどの事件が起こり悪評が立った時期もあります。(これは歯科医師からするとかなりビックリする事で、例えば飲食店で食べ残しの食事を他の方に提供してしまうぐらいありえない事です。普通の歯科ではまずありえないのでご安心ください)

またお友達などからインプラントは良くないというお話を聞いたという方もいらっしゃるかもしれません。その場合はインプラントと何を比較して良くないと判断したか聞いてみてください。

やはり若く天然の歯でなんでも噛んでいた頃と比較するとインプラントは少し違うかもしれません。しかし歯を失った場合の他の選択肢(入れ歯、ブリッジなど)と比較するとメリットは大きいのではないかと思います。

インプラントは強大な噛む力に対しての抵抗性はかなり強いと思います。歯がなくなっていく大きな原因として噛む力に抵抗できず段々と歯を失ってしまう方を多く拝見いたします。その中でインプラントを1つの手段として選択されるのも良いのではないかと思います。

インプラントに対してのよく相談を受ける事について列挙しておきます。

①インプラントは半永久的なものではありません。ご自身の歯を失った時と同じ様な原因でダメになる事もあります。(折れてしまう、清掃不良で炎症が起きるなど)

②一度出来上がったら治療が必要ないわけではありません。噛む部分が壊れた場合は噛む部分だけ取り替えたり、炎症を起こしてしまった場合は炎症を除去する必要があります。

③治療期間は比較的長いです。(4〜6ヶ月)

④費用は1本あたり35万くらいです。

⑤歯茎の形によっては出来上がる歯の形がやや歪な形になってしまう事があります。

⑥持病がある場合(特に脳梗塞や心筋梗塞、骨粗鬆症の薬を飲んでいるなど)治療ができない場合があります。

⑦天然の歯と比較すると少し硬い感じを受ける方がいらっしゃいます。

⑧手術はやや大変な歯を抜いた時と同程度です。

⑨入れ歯と比較するとずいぶん快適に生活できます。ブリッジと比較すると両隣の歯にかける負担がずいぶん減ります。

ご質問があればご連絡ください